銀河の歴史がまた1ページ~銀河英雄伝説(OVA石黒版)感想~その②

皆さん、こんばんは!
前回から一か月経過しておりました。
実生活でバタバタしておりますが、隙間時間に少しずつ
視聴を進めております、銀英伝OVA版。

さて、少しずつ・・・と言いつつも、既にS4に入ってます。
備忘録的な感想になりますがお付き合いいただきましたら
幸いです。

S2は第27話~54話まで。全28話の構成。
S2のスタートは、銀英伝には珍しく肉弾戦というか空中戦?
ユリアンの初陣を描いたお話。

 

地球教なんて、どう見ても胡散臭さしか感じないんですが
いつの時代も信仰心を利用するずる賢い人間が存在するんだなぁと。
この先まさかフェザーンより地球教に苦しめられる事になるとは。

S2はS1よりもさらに政治的な話や面倒くささとか、そういった部分にも食い込んできますね。
ヤンの「査問会」がそうですよね。
一見地味な話ではありますが(戦艦が出てこない、戦闘がない、という意味で)、同盟のトップの腐敗と無能さが露呈されてる回ですよね。そして、ヤンの論破が楽しい。
まさに「武器なき戦い」(S2-本伝32)


そうなんです。「要塞VS要塞」がめちゃくちゃ面白くて
繰り返し見てしまいました。
名簿・・・PTA本部役員なので作業関連で学校の名簿作成してたんですね、銀英伝見ながら(笑)

そういえば、この「要塞VS要塞」ではアニメオリジナルの設定があるそうなんです。
イゼルローンの表面が流体金属に覆われてる、という設定を使い、
ガイエスブルグを近づけて人工的に満ち潮を発生させる、という。
それにより、イゼルローンのトールハンマーの威力を落とし、
流体金属が移動しがら空きになった箇所を狙い撃つ帝国軍。

原作読み直しの途中でして、まだここまでたどり着いていないのですが、アニメと原作との違いも楽しみですね。

S2はこの本伝33話が一番見どころ満載かなぁと個人的には感じます。
とはいえ、魅力的な回はこれだけじゃないのですが(;´∀`)

 

S2-本伝36~38話あたりですね。
全話を通して何度か繰り返し出てくる言葉ですが
キルヒアイスが生きていれば」と。
そしてキルヒアイス亡きあとのラインハルトに対し
ロイエンタールが抱き始める、
理想のズレ、不信感。
これも本当にまさかまさか、という展開へ繋がるフラグ。

同盟のもう一人の主人公・ユリアンを通して見えてくる
銀河の歴史。

 

 

 私が原作を初めて読んだのは高校生の頃でしたが、
ユリアンという存在にピンとこなかったんですよね。
まぁ、ヲタク女子なんでラインハルトやヤンといったメインキャラだったり、ミッターマイヤーやロイエンタールにキャッキャしていたものです。

ですが、銀英伝のもう一つの面白さは「ユリアンの成長」なのだなと気付きました。
S4のEDは、先人たちよりユリアンに託させる希望の光、みたいな意味を感じます。
いつの時代も、若者が溌剌と活躍し未来に希望を持てる世の中でなければいけなくて、そういった空気感や場を作り与えられるのは
我々大人なんですよね。

ちょっと長くなりましたので、2期の感想は一度区切ります。