フランスの無声映画の伴奏音楽。

皆さん、こんにちは!

びっくりするほど寒い日が続いてます。風邪ひかないよう気をつけないと!

今日はアニメ漫画模型も全く関係ない話題です。

ピアノのお話です(^_^;)

先日友人の演奏のお手伝い、譜めくりをしてきました。

譜めくり」とは、演奏者の左後ろくらいに座り上手いタイミングで楽譜をめくるという作業。

どんな曲かといいますと、

エリック・サティ作曲のフランスの無声映画「幕間」の伴奏音楽です。

1924年に作られた無声映画

私は詳しいことは全く知らなくて、友人に教えてもらったのですが

1920年代は第一次世界大戦が終わった頃で、狂乱の時代、なんて言われてたそう。

無声映画「幕間」では、戦後の人たちの喜び・騒ぎ・浮かれた雰囲気が表現されつつ、

シュールレアリズムという芸術思潮の中の作品。

なので、全体的に意味がつながってないわけわからない不思議な無声映画でした。

当時のこうした無声映画はその場で即興で演奏されることが多かったらしく

楽譜として現存してるものはとても少ないのだそう。

「幕間」は映画のコマ毎に音楽が付けられてる、唯一の作品らしいです。

私は、なにせ聴いたことなかったので譜めくり必死でした(^_^;)

上映時間=演奏時間約20分。

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こんな大砲が最初に出てきます。

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この二人、どっちが誰かは見分けつかないんですけど

友人によるとこの映画にはフランスの著名な芸術家たちが普通に出演してるそうです。

・ジャン・ボルラン

マン・レイ

マルセル・デュシャン

・インゲ・フリース

ジョルジュ・オーリック

エリック・サティ

サティしか知りません、私(^_^;)

冒頭のこのシーンは、友人曰く、「芸術を規定する枠組みを大砲でぶっ放そう!」ってことなんじゃないかな

って言ってました。

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当時のフランスの街中の様子がたくさん出てきました。

これは、マドレーヌ寺院なのかな。わかんないけど。

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チェスしてるシーンもあったり。

写真は撮ってないけどお葬式のシーンや、移動サーカス?なのかな。象やラクダが出てきたり。

不思議なシーンいっぱいでした。

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ちょっとだけ私が写ってる写真。

演奏してるのは友人とその友人さん。

(二人ともアマのピアニストだけど、友人の友人さんは定期的に都内の大ホールで

コンサート開催してるすごい方です)

友人はもうすぐ渡仏してしまいます。

寂しいなー。

渡仏するまでの間、連弾曲やろう!って言ってたんですけどなんだかんだ多忙で叶わずでした。

「千本桜」とかやりたかったらしいw

Youtubeに「幕間」の動画ありました。