私のヲタクヒストリー<その5>

不定期で更新中の「ヲタクヒストリー」

今回何を題材にしようか迷いまして。や、迷うほどネタがあるわけでもないのに迷いました←

というわけで、今回語るのは。

ここはグリーンウッド

でございます☆

那須雪絵先生の作品で全11巻です。

これも高校時代に仲良かったヲタ友人のオススメで知った作品です。

簡単なあらすじ・・・

不幸体質の主人公・蓮川一也が私立緑都学園に入学し「緑林寮」で寮生活を送り、様々な困難(?!)を乗り越え成長していくという、青春ストーリー。

学園祭や体育祭、バレンタインデーなど、身近なイベントから寮生活のお話、はたまた妄想的なお話(時代劇パロディや、ファンタジーRPGっぽい話)やパラレルワールドでのお話なんかもあって、ただの青春ストーリーじゃないんですよねー。

主軸となる学園生活や寮生活のエピソードは本当に楽しく描かれて、女子高育ちの私はとてもうらやましく思ったものでした。

学生の頃は同じ目線で楽しみ、大人になってから読み返すととても懐かしい思いに浸れる、一度で二度楽しめる的名マンガでもあります。

こちらが掲載されたのは「花とゆめ」。

少女漫画雑誌で男子校を舞台にしたマンガってなかなかない気がします。

あ、竹宮恵子先生の「風と木の詩」は寄宿舎の話でしたね!そうだそうだ。こちらも名作ですもんねー!

ともすれば平凡な話になりがちな学生生活。それを見事に面白いエピソードで作り上げられた「ここはグリーンウッド」は、やはり名作と言って過言ではないと思っています。

現に、連載終了からだいぶ経過してドラマ化されましたしね(※2006年ドラマ化だったかな?)

それだけ幅広い層にいまだに支持されてるということだとも思います。

それでは私が個人的に印象深いエピソードなどをご紹介させていただきます。

とにかく色んなエピソードがあって、寮生活だと「ゲーセン」(中古ファミコンショップでタダでもらった怪しげなゲームソフトにとり憑かれる的な話)「藤掛×渡辺」「チェリーウッド」とか。

学園生活ですと「学園祭」「体育祭」(←「蜂の一刺し事件」とか)これらはいつも何話かに渡り描かれてたので人気エピだったのでしょうね♪

学園生活で印象深いのは立山先生VS野山」かなー。

立山先生(古典の先生)はとても厳しい先生。先生のやり方に疑問(不満?)を抱いた野山が授業をボイコットしたりするエピソードなんですけどね。

ものすごく厳しい先生でありながらも、「信念があり理想がありウソがない」からこそ新旧生徒から慕われてる先生なのです。

ちなみに立山先生は那須先生の恩師がモデルなんですってね☆

学園生活というか光流と忍のエピソード「雨宿り」も大好きですねーー!!

忍くんは光流くんと出会わなかったらダークさを助長させ腹黒のまんまだったんでしょうねー。いや、腹黒なのは変わってないですけども。

それとですね。

主人公・一也くんは兄・一弘を尊敬をしてたのですが、その兄が男子校の保健医という職業を選んだことに対し反感を抱くのですね。ものすごく大好きな兄の裏切り(?)みたいな構図なんでしょうかね。

で、その思いを吐き出すシーンも大好きですねー。

兄・一弘の嫁・すみれちゃん(ちなみに、一也くんの初恋の人)を奪おうとやってきたすみれちゃんの幼馴染の神田くんが緑都学園に潜入し、一也に嫌がらせを繰り返す話があるんですけども。

その時、一弘と神田くんが対峙したとき一也は言うんですよ。

「仕事とか見た目とか、すぐ見えるところでわかんなかったら、お前がどんな奴かなんて他に人にはわからないんだ!」(うろ覚えなので違ってるかも)

一也くんは兄が大好きですからね。なにせ、早くに両親を亡くし男手というか兄の手一つで育てられてきたわけです。ものすごく尊敬してるんですよね。

保健医という職業に反感は抱きつつも尊敬はしている兄をけなされてブチ切れたときの言葉です。

泣きましたねぇ・・・。ふぅ・・・。

あぁ、ちなみにですね。すみれちゃんと神田くんは昔教育テレビでやっていた「おーい!はに丸!」の登場人物から拝借したそうですよ。単行本の1/4スペースで那須先生が語っておられた記憶があります。

それとですね。

一也くんと巳夜ちゃんのコイバナもいいですねー。タイトルが当時流行っていた工藤静香さんの「嵐の素顔」からとってたところもスキでしたw

「あーらしを おーこして」→「すーべてを こーわすの」というタイトルが続いてたような。

ここでの名セリフは

一也くんの「俺がついてる!」ですかねー♪

あぁぁぁ思い出してたらまた読みたくなりました。

というわけで、今回の「ヲタクヒストリー」は那須雪絵先生の「ここはグリーンウッド」でした。

なんだかまとまらない文章で申し訳ないです。